| 6月上旬の月曜日、甲府から名古屋へ向かう高速バスに乗車する機会があったのでここにご紹介したい。
この路線は今年4月に開設されたばかりの新規路線である。
運行は山梨交通の1社のみ。当初JR東海バスとの共同運行の予定だったようだが、現在JR東海バスは名古屋口での予約発券処理と、バスの折り返し休憩時のスペースを提供しているようである。 |
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| 山梨交通高速バス予約センター発券の乗車券。乗車時に「済」のスタンプが押され、駒ヶ岳SA出発時に回収された。 |
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| ■乗車前に・・・
一応念のため1週間ほど前に山梨交通高速バス予約センターへ電話で予約。乗車券は2日前までにセンター窓口か旅行代理店で購入して欲しいとのこと。ちなみに予約時に座席の指定もできた。が、現時点での予約者数はたったの2名。前方窓側の希望に2列目の座席を確保してくれた。
ところが数日後、乗車券購入のため旅行代理店を尋ねたところ、ちょっとしたハプニングが発生。
最初JR東日本の立川旅行センター(びゅうプラザ)へ行ったところ、1時間近くも待たされた挙げ句(なんで立川、八王子のびゅうプラザは混んでいるのだろう・・・)、山梨交通とは契約を結んでいないので発券できないとのこと。
すぐ近くにあるjtbなら発券可能との案内され、閉店間際のjtbに駆け込んだ。しかし、こちらでもまだ山梨交通とこの路線に関する契約を結んでいないため、やはり発券できないとのこと。しかし、jtbの担当者は気を利かせてくれて、当日センタ窓口購入で対応できるようアポをとって頂いた。
本来なら手数料210円を取られて発券するべきところ、完全なサービスで対応して頂き大変ありがたかった。
新規開設路線ならではのハプニングだったが、しばらくすれば旅行代理店での発券もスムーズに行くと思われるが、利用される方はご注意を。
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| 甲府駅に現れた名古屋行き高速バス。名古屋行きの表示が窓下の行灯部ではなく、フロントウインドウ内上部に掲示されていることからも元貸切バスであることを想像させる。 |

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| 車内のシート。高速バス転用時に取り替えたのだろうか?古い感じは全くしない。最近のバスはシートが固い傾向があるが、このシートは適度に柔らかく、リクライニングの角度も深く、4時間程度の道中には快適であった。 |
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| ■甲府駅前にて
当日朝、窓口で乗車券を購入、片道4500円を支払う。バスセンターでは現金のみの取り扱いでクレジットカード等は使えなかった。何人かは予約なしで乗車券を購入、こういった飛び入りの乗客も少なからずいるようである。
乗り場で待っていたところに現れたバスは、なんと貸切下がりのスーパーハイデッカー車だった。
新車ガーラを期待していた私にはちょっと意表をつかれた。だが、ガーラは昨年のバスフェスティバルで車内を含め見ていたので、逆にこちらのバスほうが興味津々、楽しみではある。
乗車時に運転手に乗車券を提示し、運転手は座席表と照合しながら乗車券と座席表の両方に「済」のスタンプを押印、乗車券は一度返してくれた。
早速車内へ。段差の大きい階段を上がると、そこには車内はブルー系のシートでまとめられ、アイポイントも高くなかなか快適そうな空間が広がっていた。天気も快晴で気持ちよいクルージングが期待できそうである。
甲府駅での乗車は9人、定員46人のバスにはいささか寂しい感じだが、その分ゆとりの車内だ。老若男女いろいろで、様々な用途で利用があることが想像される。
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さすがは路線バス!降車ボタンが増設されている。
今風のしゃれたデザインだになっている。
今回は途中降車客はおらず、使用されなかった。 |
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前方助手席側にある情報表示器。一般の路線バスならここにデジタルの運賃表示器が設置されるのだろうか・・・
ちなみに車内は禁煙。途中のサービスエリアで一服できますので約2時間辛抱して頂きます。愛煙家には辛いかな? |
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| 各席にある灰皿・・・当然禁煙なので使えない。というか、使えないように蓋が開かないようになっていた。 |
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| ■快晴の空の下・・・
7:40定刻に出発。甲府駅前からアルプス通りへ、朝のラッシュの時間帯かと思ったが、若干時間が早いのか渋滞も全くなく国道20号へ合流、すぐ甲府昭和ICから中央道へ入った。なんとETCが装備されているようで、バスは料金所をノンストップで通過!でも、この時間帯は他のブースにも余裕があり、さほどの優越感はなかった。
韮崎バスストップでの乗車はなく、小淵沢バスストップで1名乗車、結局乗客は10名となった。この時点で運転手が肉声で「定刻より早い11:30に名古屋へ着きたいなぁと思っていますと」と和やかな口調でアナウンスがあった。
バスは中央道を淡々と進む。日中の交通量はさほどでもなく、まさにマイペースと言った感じで西進する。
右手に八ヶ岳、左手に南アルプスを眺めつつ、バスはやがて中央道最高標高地点を過ぎると、今度は右手に諏訪湖畔が見えてくる。遠くの山々を見ていると見飽きることがない。そこが中央道のいいところなのかもしれない。
岡谷jct(ジャンクション)で長野道と分岐、いよいよ交通量は少なくなる。
相変わらず右手には南アルプスを望むが、こんどは左手は木曽の山々が連なっている。
10:15駒ヶ岳サービスエリア着。10:30出発のアナウンスがあり、バスの外へ。さすがに標高が高いせいか晴れているのに風は冷たかった。バスの後方にそびえる木曽駒ヶ岳は6月というのにまだ雪をかぶっていた。
出発時に点呼があり、この時点で運転手が車内を回り、乗車券が回収された。この先は下車のみなので、このタイミングで乗車券を回収とはなかなか考えたものである。
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各座席に設けられたフットレスト。
小型ですが写真のように反転することもできる。
ちなみにこの写真は最後部座席のフットレスト。
シートピッチが異様に広いのがおわかり頂けるかと思う。 |
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| 中央道は快適なクルージング。どちらの窓をのぞいても山並みが続く。 |
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| 駒ヶ岳サービスエリアで休憩するバス。ここでは15分の休憩時間が設けられているので、スナックコーナーの麺類でお腹を満たすことも可能。でも、くれぐれも出発時間には遅れないように・・・ |
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今回乗車のバスの後部。
甲府−名古屋線のプレートを掲げている。
「乗降中」のLED表示器は後から付けられたのだろうか? |
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| ■ウトウトしながら・・・
さて、後半の道中がスタート。伊那谷を抜け、長い恵那山トンネルへ突入する。追い越し車線が工事規制されているため、ややスピードが落ちる。
このバスは元貸切車なので、車内中央列には白熱灯タイプのシャンデリアがあり、ムーディーな雰囲気に包まれる。ちょっとした観光バス気分だ。これとは別に窓下には蛍光灯があるので照度は充分である。
車内が空いているので座席を移動、トイレ脇の最後列に座ってみると、この席は非常ドアの関係なのか、異様にシートピッチが広く、足を思い切り伸ばすことができる。また窓側肘掛にはテーブルが内蔵されていた。このバスは前方6列は補助席があり、窓際に肘掛・テーブルが無いが7列目以降はどちらも装備されている。このテーブルを使ってちょっと早めの昼食を摂ることにする。
食後、エンジンの快いリズムに誘われてウトウトしている間にバスはいつしか小牧jctから東名高速へ入っていた。名神高速集中工事の影響で若干渋滞したが動かなくなるほどの渋滞ではなく、30km/h程度の速度ですぐ近くの小牧ICまで走行、逆の上り線のほうがかなり渋滞していた。
バスは小牧ICで東名高速を降り、直結する名古屋高速へ入る。
名古屋高速はETC対応ブースがなく、一旦停車。高架の高速道路からは名古屋城やセントラルタワーが視界に入ってきて名古屋が近づいてきたことを実感できる。
名古屋高速は阪神高速同様環状線が一方方向のループとなっており、時計回りにぐるり3/4周してから一般道へ入った。
バスの運転士の期待通り!?バスは11:30に名古屋駅に到着した。
片道4500円。JR利用だと乗車券だけで同じ値段がすることを考えると、なかなかお得な手段と言えるかもしれません。
皆さんもご利用されてはいかがですか?
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名古屋城、セントラルタワーが見えてくれば、名古屋駅はもうすぐ。
名古屋高速は高架橋区間が多いので、このように名古屋城やセントラルタワーがよく見える。 |
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車両7列目以降に装備された肘掛内蔵式テーブル。
小型ですが小さな弁当を置くことは可能。
やはりテーブルはあったほうが便利だ。 |
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後方から見た車内。
トンネル区間にはいるとシャンデリアがちょっとゴージャスな雰囲気を醸し出す。
車内には2つのモニターTVが装備されているが、一度も使われることはなかった。
また、網棚は6列目までで途切れている。
このバスはスーパーハイデッカー車で、床下に大型のトランクルームが備えられていますので、大きな荷物はトランクルームの利用をお勧めする。 |
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名古屋駅に到着したバス。
出発・到着ともJRハイウェイバスのホームを使用。
バスと運転手は夕方の折り返し時間まで休憩するのだろうか・・・ |
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| ■お問い合わせは
山梨交通
高速バス予約センター TEL 055-223-5711
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